「どうやったら長時間のデスクワークで腰が痛くならないのか?知りたい」
「どんな座り方をすれば、腰が痛くならないの?」
この様なお悩みの方に参考になれば幸いです。
腰が痛くならない座り方のコツは骨盤と背骨の状態!
腰痛にならない理想的な座り方は、骨盤と背骨が垂直な状態をいいます。
骨盤が垂直である為には、椅子に座る時など、
「座っている面に対して、背筋が垂直になっている」
「両膝の曲げる角度は90度の垂直」
「足裏がきちんと床面についている」
という事になります。
デスクワークの方はさらに目線がモニターに対して20度~30度になっていればなお良しです。
これは首の機能的良肢位と言って首に負担のかからない角度です。
ちょうど自分の握りこぶし一個分をあごの下に入れるとその首の角度が作れます。
それでは、仕事場でも自宅でも、椅子に座る時間が長く、腰痛をひどくしないため、防止するためにもポイントをご紹介します。
床に座る時、あぐらはNG
正座が苦手な方は多いと思いますが、床や畳に座る時、腰に負担が少ないのは「正座」です。
膝に痛みがある場合は横座りがおすすめで、あぐらはおすすめしません。
「あぐら」は腰に最も悪い座り方です。
ただ、クッションや座布団を使いお尻の下に敷き、腰の高さを調節するならOKです。
「椅子に座る際は、骨盤、背筋はほぼ90度で!!」
自宅でも仕事場でもどのように椅子に座っていますか?
椅子の前の方に座り、前かがみになったり、浅く腰かけて背中だけ後ろに寄りかかったりしていませんか?
この様な知らずのうちにしている不良姿勢は腰痛を悪化させます。
理想的な座り方のおさらい
① ヒップは後ろの背もたれにきちっとつけ骨盤は垂直を意識する。
② 背筋を自然と力まず伸ばし、おなかを引き、深く座る。
③ 両方の足裏は床にしっかりつける。(椅子の高さが調整できない時は、踏み台などを置いて足をのせる)
④ 両膝、股関節の角度は80°~90°
後ろの背もたれに不良な姿勢で寄りかかると、お尻や腰が背もたれから離れ骨盤が前倒しになり、腰に負担がかかり腰が痛くなりやすく、また腰痛の方は症状を悪化させます。
「そんなこと行っても長い時間背筋を伸ばすと、疲れる・・・」
恐らくこんなこと思いませんでしたか?
この場合、背中にクッションを入れると無理なく背筋がピンと立ちます!
その他、仕事で自動車に長時間乗ったり、日常生活でも自動車を使う方は、シートの位置が、アクセル、ブレーキから遠く離れすぎないようにし、お尻と背中は背もたれに密着させましょう。
アクセルとブレーキから身体が離れすぎていると、前かがみの不良姿勢となり、腰痛の原因になります。
椅子の座り方と同じように、膝、足首、股関節は大体90度ぐらいにしておくと腰への負担が軽減されます。
椅子に座っている時も車に乗っている時も正しい姿勢で座ることは大事ですが、人の集中力は90分が限界とされています。
60分~90分きざみで休憩を取ったり、少し動いたり、水分補給もまめに心がけましょう!!