よく聞くつぶやき・・・「年だから・・・もう何年も・・・この腰の痛みは仕方がない」
ここでよく考えてほしい事があります。
自分のカラダを信じて下さい!
生きている限り、例えば骨折をしても骨はくっつきますし、鍛えれば筋肉は必ずつきます。
Never lose your hope as long as you live(生きている限り、希望をすてるな)という諺もあるくらいです。
以前日本中で有名だった100歳の双子「きんさん、ぎんさん」は100歳を超えてから足の鍛錬をはじめ、3か月続けると、それまで杖をもって歩くのも安定しなかったのが、杖なしで自分で歩けるようになったのです。
また、105歳のフランス人「ロベール・マルシャン氏」は自転車のロードレースで1時間で22.7キロメートル走破し、105歳世界記録を打ち立てました。
腰痛に限らず適切な運動を訓練すれば、カラダは生きている限り応えてくれることを証明してくれています。
何十年も慢性腰痛を抱えておられたり、ずっと湿布と痛み止めで我慢してきた方はたくさんおられますし、私もたくさん見てきました。
しかし、正しいカラダの使い方を覚え、今まで使えていなかった筋肉が動き出すと大体の方は6週間から12週間ぐらいで腰痛が緩和されてきて、最初はきつかった動きも楽に出来るようになってきます。
誰でも正しいやり方を理解すると意外と簡単に腰痛は克服できるのです。
腰は「月」に「要」と書き古来の方は、大変カラダの重要な位置と表現しているのがわかります。
腰痛がひどくなると、動くのが嫌になり、集中力の低下、気分が悪くなりやりきれない気持ちになると思います。
しかし、ほっておいても絶対に腰痛が良くなることはありません。筋肉は使わずにいると、脳がそこを使わなくていいと認識し、どんどん痩せてきます。
例えば、入院し安静にして1週間休んだ経験はありませんか?
1週間寝ていると、体力は半分以下にすぐに低下します。さらに長期にわたると、歩くのが困難になってきて、なんと歩き方を忘れるのです。
しかし、心配はご無用です。
筋肉には「サテライト細胞」というのがあり、年齢に関係なく増えてゆく細胞があります。このサテライト細胞がある限り、適切な訓練をすれば何度でも筋力はアップします!